ソウル囲碁界挙げての大歓迎を受けた



                                                              
武田 康

 南大門市場
今日はいよいよ韓国棋院訪問の日である。

11時半の約束なのでその前に南大門市場で土産ものなど買うことにしてホテルを出た。

市場に着き思い思いに物色するがやはり一番人気は海苔である。
そのほか高麗にんじんのエキス、焼酎など買ったが、一番たくさん買ったのは高野さんである。



火事で焼失した南大門は復元工事が始まり、白いシートで覆われている。
これからが本格工事になるのだろう。その全貌が見れないのは残念である。

韓国棋院
この棋院訪問は私がこの旅で一番楽しみにしていたもので
高野さんの骨折りで実現することになった。

ホテルに帰りタクシーで棋院に向かう。

お相手は韓国大学OBの皆さんが主力のようだが、
棋院の職員のみなさんや囲碁界挙げての歓迎と錯覚するほどである。



対局はあらかじめこちらのメンバーの棋力を伝えてあったので,
そのようにメンバーを揃えて頂いたのでオール互先である。


友達の友達は

友達だ!





李 承雨先生 と 水口藤雄さんのこと



                                                高野圭介記


突然、水口さん・・という名前が聞こえてきた。
おお、水口藤雄さん?と、つつっと、膝を乗り出した。
まさしく、私の親友・水口さんその人のことであった。

水口さんの『囲碁の文化史』のことや寂光院のことや、
話しても、話しても、尽きせぬ話に花が咲いた。
私と水口さんを結んだのは私の『宍粟の碁』であったことも話した。

李先生は格別の思し召しで、
特別対局室、本戦対局室、理事長室などをご案内いただいた。
余程のことでなければこういった機会はあるはずがなかったでしょう。

私はその晩、戴いた『パドック文化』の、日本語版を一気に読んだ。
もはや、多くを語っても同じ事。 友達の友達は友達だ!


 

お昼は近くの食堂で棋院の職員の皆様とも一緒にふぐ鍋を囲み親睦を深めた。


棋院内部を

くまなく見学

 



こちらのメンバーも善戦し、2局打っての結果はやや当方の優勢であった。

ことに奥さんは2戦2勝で、プサンでの対局も含め公式戦無敗とのこと、さすが実力7段の貫禄である。

また、対局の合間には、棋院の中を案内して頂きました。
特別対局室、本戦対局室、理事長室など見学し、
途中事務総長まで挨拶にお見えになり恐縮至極であった。


午後4時前に棋院をあとにした。